いま、貨幣の世界では、2つの流れが、同時進行しています。
1つは、100年以上続く「中央銀行」を中心とした通貨や銀行券などの価値の世界です。
もう1つは、ここ数年急速に広まっている「ビットコイン」という、新しい価値の世界です。
現在では、これら2つは別々のものとして扱われていますが、近い将来混ざり合い、これまでとは違う世界になっていくと考えられています。
「中央銀行」を中心としたこれまでの価値の世界については、多くの書籍や大学などの教育機関による教育で学ぶ機会が整っています。
それに対して「ビットコイン」は、これまでの仕組みとは違っているため、かんたんにでいいので、全体像とポイントを理解しておくことが役に立ちます。
ビットコインの技術的なポイントは2つあります。
①、権利者をきちんと保証するための技術
②、権利者のもつ価値の量を決定する技術
これら①、②には、それぞれ「暗号技術」と「ブロックチェーン」という技術が活躍しています。
こういった技術が社会に普及していくと、貨幣はこれからどうなっていくでしょうか?
- 現代の貨幣がどういう状態なのか?
- どんな問題を抱えているのか?
- ビットコインなどが関わると、どう変わっていくのか?
といったことを考えていくとがヒントになるのではないでしょうか。
でも、
現在の貨幣システムはなんとなくわかるんだけどな〜
ビットコインってなに?
現在の貨幣システムとビットコインの関係ってどんなもの?
なんて考えると、ハードルが高く感じる方も多いのではないでしょうか。
これらをざっくりと理解するためには、
まず現在の国際通貨システムについて理解することが必要です。加えて、
- ビットコインの技術ってどんなもの?
- ビットコインの技術を踏まえた上で、現在の状況と未来予想
- 現在の通貨システムとビットコインが織りなす世界とは?
といった点をサクッと概観できるといいですよね。
そういった通貨システムとビットコインの織りなす未来を知りたいあなたにおすすめなのが、こちらの1冊になります↓
本書は、現在の貨幣システムとビットコインのそれぞれを、サクッとわかりやすく解説してくれます。
貨幣システムがどのように出来てきたか、ビットコインの技術とはどんなものか、
貨幣システムとビットコインが織りなす未来はどのようになるか、
といったことを、初学者にもわかりやすく説明し、概観を効率的につかませてくれる良書です。
本書では、貨幣システムの現在とビットコインの技術をサクッと理解でき、
今後それら2つの未来について、わかりやすく理解することができます。
加えて、パネルとして1ページ分のコラムが45個掲載されています。
本論に関係するこぼれ話などがあり、幅広い理解を助けてくれます。
これからの貨幣システムがどのように変わっていくのかの概観をつかんでおきたいあなたにおすすめの1冊となっています。