確定申告の時期がきています。
毎年、3月15日付近が締め切り日となっています。
(毎年、曜日によって変わるので、注意してくださいね)
確定申告は、一度やれば要領がわかるものですが、
はじめはわかりにくいかと思います。
そこで本記事では、
確定申告ってなに?
という方から、
なぜしなきゃいけないの?
国税庁のホームページってむずかしくてわからない
といった方のために、
確定申告の概要をサクッとまとめました。
確定申告とは?
確定申告とは、国に対して、今年いくら税金を払いますよって自己申告することです。
たとえば、フリーランスの方でいえば、
- 売上がいくらあったのか
- 経費がいくらかかったのか
- 個人の事情は考慮してもらえないの?
といったことを考えて最終的な税金の額を計算するわけです。
これらをまとめて書類にして提出するのが、確定申告ということになります。
確定申告のやり方は決まっていて、一度やってしまえば要領がつかめます。
まだやったことない!
どんな情報が必要なの?
といった方は、本記事を読んでもらえれば、より詳しい情報を理解しやすいと思います。
確定申告に必要な情報ってなに?
まず結論から書いておきますね。
確定申告で必要となる情報は、
- 売上
- 仕入
- 経費
- 所得控除
といったものになります。
詳しく説明しますね。
確定申告では納税額を決めるのは上で述べたとおりですが、
納税額を決めるのに必要なのは、「課税所得」という情報になります。
納税額は、課税所得に一定の割合をかけ算することで計算できるからです。
となります。
なので、課税所得を計算する必要があります。
課税所得は、「事業所得」から「所得控除」を引くことで、計算することができます。
事業所得? 所得控除? なにそれ?
って思われるかもしれません。
事業所得とは、ここではザックリ、もうかった金額というイメージでだいじょうぶです。
(事業所得の計算は下で説明しますね)
所得控除は、税金を減らしてくれる項目になります。うれしいですね。
え!?なぜ、税金の額が減るの?
と思われるかもしれません。
はい、減るんです。
その理由は、個人の事情を、税金に反映させるため、といえます。
どういうことかというと、
儲かった金額(事業所得)が同じでも、
病気にかかって医療費がたくさんかかった人と、そうでない人では、
生活のラクさ・苦しさは違いますよね。
そういった点を所得控除として、税金の額に反映させています。
なるべく平等なくらしができるようにした項目、と理解することができます。
話を戻しますね。
事業所得と所得控除がわかると、課税所得がわかり、納税額がわかる、という流れまで説明しました。
では、事業所得はどうやって求めるの?って話です。
事業所得は、売上から、仕入や経費を引いたものになります。
売上は、商品やサービスが売れた金額となります。
仕入は、商品を仕入れた金額になります。
1万円で仕入れた果物を1万2千円で売ったら、事業所得はその差の2000円となります。
とてもシンプルですよね。
ただし、これは厳密には正確ではありません。
それは「経費」という項目があるからです。
経費は、事業に関係するモノ・コトなどに使ったお金のことです。
たとえば八百屋さんでは、
仕入れた果物を運ぶときに、ガソリン代がかかります。
このガソリン代は、事業に関係する支出なので、経費となります。
経費は、売上から引けますので、事業所得が減ります。
すると、課税所得が減るので、納税額が減ります。
経費は、税金を減らしてくれる項目の2つめとなります。
以上をまとめると、
納税額を決めるために、
- 売上
- 仕入
- 経費
から事業所得が決まり、これに
- 所得控除
を考えることで、課税所得が決まり、納税額が決まる、という仕組みになっています。
以上から、確定申告で必要となる情報は、
- 売上
- 仕入
- 経費
- 所得控除
といったものになります。
これらを集計することで、納税額が決めれるわけです。
というわけで、本記事では、
確定申告とは?
確定申告に必要な情報とは?
について、まったくはじめての方向けに、ザックリまとめました。
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